建物の外観

注文住宅の失敗事例

意外と陥りやすい定番の失敗事例

まず、「間取り・部屋の広さを理解せずに住宅を建てる」のは良くありません。
というのも、実際に住んでみると部屋が狭い、部屋の通気性が良くない・・・という理由で、誰も利用しないスペースができあがってしまうこともあるからです。

可能であれば注文住宅を依頼する前に、モデルハウスなどで自分(もしくは家族)にとって住みやすいと感じる作りを体験し、それに似せて注文住宅を建てたほうが良いでしょう。

他にも、「寝室はそれほど広くなくてよかった」という失敗事例もあります。
近年では、夫婦の関係を良くする目的で寝室を広くする人もいるのですが、従来の広さよりもさらに広い寝室というのは、使われていないスペースが増えてしまうため、かえって気が散ってしまう・・・という夫婦もおられるのです。

なので、寝室は広ければ良いではなく、自分たちが住みやすいと感じる程度の広さにするのが理想です。
そのため、10畳以上では広く、8畳付近では丁度良いというケースが多いです。

他にも、「子どもの養育を考えた間取りにする」ことも大事です。
最近では、プライベート空間を大事にするため、子どもに対して個室を与えるのが当然・・・と思っている人が増えてきました。

しかし、子どもたちがそのような環境を望んでいないのであれば、無理にそのような環境を与える必要はありません。
多感な時期にあまり親と接しない子どもというのは、「部屋にこもってしまいやすい子ども」になりやすいからです。
親子のコミュニケーション空間を意識することが大切です。
このように、子ども、夫婦の関係を考えてから、注文住宅の依頼を行なったほうが、より家族にとって都合の良い住宅になりやすいです。

現代らしい失敗事例

注文住宅の失敗事例では、以下のような現代らしい失敗事例も存在します。

どのような注文住宅の失敗事例なのかというと、「コンセントの数、インターネット回線用の穴」で失敗するという事例です。
どちらも必要最低限では少ない・・・と感じる人が多いので、穴の数は多いほうが良いと理解しておきましょう。
インターネット回線用の穴についても、先に開けておくと後になって使用する人が増えた際もトラブルが起きません。

インターネット回線用の穴というのは、有線ケーブルを差し込むための穴のことです。
こちらは、後になって部屋内に増設することも可能なのですが、工事に1万円前後の費用がかかってしまうので、先に開けておいたほうが無難でしょう。

また、コンセントの数が少ない場合は、タコ足配線にも気を配ったほうが良いでしょう。
ブレーカーが落ちやすくなる、電気製品の故障につながる失敗事例も存在します。